ボヘミアン・ラプソディーと孤独

先日ボヘミアン・ラプソディーという映画を見てきました。

※映画のネタバレが含まれます

伝説のロック・バンドQUEENとそのボーカルの、

フレディー・マーキュリー(1946-1991)についてでした。

見どころは、ラストのライブシーンです。

圧巻のパフォーマンスを、

仏教を学ぶ私として、取り上げたいのはフレディーの「孤独」

についてです。

フレディーは、インド系ペルシャ人の親を持ち、イギリスに移民

してきた一家でした。

フレディーは本名、ファルーク・バルサラというのです。

ゾロアスター教を信じる父親からは、

「善き思い、善き言葉、善き行い」とひたすら言われるのですが、

それに対して

「それで何かいいことあったの?」と反発します。

さらに親からもらった名前を勝手に変えて、

フレディー・マーキュリーと名乗ります。

バイト先では「パキ野郎」(インドやパキスタンからの移民を

侮蔑した言葉と思われます)と言われ、

顔も、出っ歯で馬鹿にされています。

孤独なフレディーはバンド活動にあけくれます。

メアリー・オースティン(1951年~)という恋人もできるの

ですが、次第に自分がゲイであることを自覚し、恋人としては

破局します。

しかし、友だち関係は続くのですが、メアリーにも恋人ができ、

さらに子どもができたことも映画の途中で打ち明けられ、

フレディーは更なる孤独を味わいます。

俺たちは家族だとまで言った、QUEENというバンドは、

音楽に対する意見の対立、フレディーの身勝手な行動、

フレディーのゲイ仲間の取り巻きからの口だしにうんざり

したことで、空中分解し、フレディーはソロデビューまで

してしまいます。

しかし、便りにしていたゲイの恋人が裏切り行為を働いて

いたことを知り、その恋人とも別れました。

最後に映画は大逆転します。

最後は、メアリーやQUEENのメンバーと和解し、

圧巻のライブパフォーマンスで、

「俺達が伝説だ」と締めくくられます。

さて、大切な仲間に恵まれ、フレディー・マーキュリーは

孤独から解放されたのでしょうか。

フレディー自身が映画の中で語っています。

「All of the darkness you thought you’d left behind comes creeping back in」
「どれだけ追い払っても闇が追いかけてくるんだ」

映画は感動的なフィナーレでしたが、実際のフレディーは

どうだったのでしょうか。

仏教では次のように教えられています。

「独生独死 独去独来」
(独り生まれ、独り死し、 独り去り、独り来る)

フレディーに限らず、人間はずっと孤独な一人旅をしている

のだと。

エイズで最後死んでいく時に、何を思ったのか、想像でき

ません。

孤独な地獄を生きている全人類に、

本当の幸せを教えられたのが仏教です。

是非、一度その解決を聞いて頂きたく思います。

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